今年の日本への一時帰国は夏真っ盛り、お盆をはさんでの帰省だったので、移動中に悪くなりそうな生もの系は持って帰ることが出来ませんでした。
例年ならば、航空券が安めの10月とか11月の涼しい季節に帰っているのですが、今年は免許証の書き換えの年にあたってたので、8月生まれの私は生まれ月に地元に帰ることにしたのでした。
日本に帰る季節が違うと、景色も違って良いものではあるのですが、微妙に帰国の準備も異なって調子が狂います。
今年の帰国での失敗談といえば、お土産に買っていった薄焼きのクッキーがスーツケースの中で踊っていたのか、実家で開けてみたらバラッバラにくだけていたこと。
いつもは涼しい季節の帰国なので、チョコレートをお土産に買っていくのですが、今年は夏なのでそうもいかず、スーパーで見かけた美味しそうなクッキーを持って帰ったのですが、見事に失敗しました。
実家用だけでなく周囲の家や親族用にも買っていたので、かなりの数だったので、ショックも結構大きかったです。
…前置きはさておき。
上記のような理由で「きんつば」をマヨルカに持って帰ることが出来なかったので、しょうがないので自分で作ってみることにしたのでした。
作ってみるといっても、あんこから作るのは面倒なので、中に入れる具(?)として、羊羹を買ってきたのでした。
それが一番上の写真の「きんつばようかん」なのです。
事前にきんつばのレシピを探していたところ、羊羹を使って簡単に作れるというレシピを見つけたので、よさそうな羊羹を日本から買ってきたのです。
そして、今日、初めてのきんつば作りをしてみました。
どうでしょうか!
料理は上手な方ではないので、出来上がりの繊細さはないんですが、多分どう見てもきんつばにしか見えないのではないかと思います。
富山県西部出身の私としては、きんつばといえば一般的な四角い物ではなく、丸いペッタンコな形のものなのですが、もとの素材が羊羹なので薄めの四角いきんつばに仕上がりました。
作り方はといえば、小麦粉を同量の水で溶いて切った羊羹に絡めてテフロンのフライパンで焼くだけ!
今回は「井村屋きんつば羊羹」の半分を4枚に薄く切って焼いてみました。小麦粉は全粒の物を大さじ2で、水も大さじ2加えて溶きました。
↓これは羊羹を切ったところ(2回目に作ったときの写真を後から追加しました)
↓これは焼いているところ(上に同じ)
...で、味の方はというと、
一個目は「うーん、なんか、違う味がする。これは保存料の味?あんこが薄いなぁ。衣は結構美味しいんだけど。」でしたが、食べていくうちに慣れてきて「あ、こんなもんかも。これはリピート有りかも」に変わってきて完食致しました。
羊羹はそのまま食べるように作られているから、それにさらに衣をつけると味が薄くなってしまうのかも知れません。
「やはり羊羹を自分で作った方がいいんだろうな…でもあんこグツグツするの面倒くさいし、その後に羊羹にしないといけないし、大量に作って一人分に小分けして冷凍して、食べるときには前もって前日とかに解凍しておくのは面倒だな…」などと考えてしまい、やはり手軽に食べるなら市販の羊羹から作るのがいいな、という結論に落ち着きました。
これ、実は朝ごはんのために作ったのですが、朝のお茶を準備しているうちにちゃちゃっと作れるので非常に便利だな、とも思ったのでした。
お湯を沸かして茶葉をセットして8分待ってる間にちょうど出来上がるのが素晴らしい!
最近の私の朝ごはんといえば、すっかりスペイン風(?)になってしまっていて、お茶とシリアルとか、お茶とトーストとか、お茶とケーキとか、非常に簡単な物なのです。(一般的には多分お茶でなくてコーヒー)
というわけで私の朝ごはんにピッタリなので、また作ると思います。
フライパンに油は引いてなかったのですが、ちょっとフライパンに負担が大きそうなので、今度は油をシュッとひとふきしてから弱火で焼いてみようと思います。
今度日本に帰ったときには味が濃いめの羊羹を買ってきたいと思います。(そんなのあるかな…?)
追記(2019/11/29)
残ってた羊羹で2回目にトライしました。今回は小麦粉大さじ1、水大さじ1.5の薄め、フライパンに薄く油を塗って焼きました。…が、実は失敗!
本文中の焼いている写真は今回の物なのですが、左下のものは溶けてあぶくが出ているのが見えると思います。
これは多分、衣を薄めすぎたか、焼く温度が低くて時間がかかりすぎたか、どちらかの理由または両方の理由で溶け出したのではないかと思います。今回のどちらの変更点もこの方向性に後押ししているような気がします。
なので、次回はレシピ通り、小麦粉:水=1:1で、中火でサッと焼いてみようかと思います。
ちなみに失敗するとこうなります。
あんこと小麦粉が混ざった物として、美味しく(?)頂きました。